- 「なんでこんな人と結婚したんだろう…」
- 「結婚に失敗したと感じてしまい毎日辛い。どうすればいい?」
夫婦生活を送っていて「結婚に失敗した」と感じることはありませんか。結婚してパートナーと共に生活を送る中で、こんなはずではなかった…と後悔する人は決して少なくありません。
しかし失敗した結婚の解決策は離婚だけではありません。この記事では結婚に失敗したと感じる理由、結婚に失敗しやすいケースを紹介。そして結婚生活を改善するための具体的な対策や相談先を解説していきます。
結婚に失敗したと感じて辛い日々を送っている方は勿論のこと、これからの結婚生活をよりよくしたい方、独身で結婚を失敗したくない方はぜひ参考にしてください。
結婚に失敗したと思う理由
実際に結婚を後悔している方は、どのようなことを理由に「結婚に失敗した」と考えているのでしょう。事例を踏まえながら紹介をしていきます。
金銭面での価値観の違い
結婚を後悔する理由として多いのが金銭面での価値観の違いです。結婚生活においては家計を同一にする、つまり家庭全体で収入と支出を管理するケースが大半であり、結果としてお互いのお金の使い方が気になってしまうことがあります。
- 趣味や美容、娯楽などにお金をかけすぎている
- 多額の借金があることが判明した
- 節約を強いられて辛い
などの問題が結婚後に判明することも。何にどれくらいお金をかけるか、いわゆる金銭感覚が違いすぎていると生活に不安を感じるようになり、離婚を考え始める方も少なくありません。
子育ての価値観の違い
最初は夫婦関係がうまくいっていたものの、子供が生まれた後に子育ての価値観の違いが判明し結婚を後悔する人もいます。具体的には以下のような理由が挙げられます。
- 子育てに非協力的である
- 子供への接し方が甘すぎる/厳しすぎる
- 理想だけを押し付けてくる
子育てに非協力的である
夫婦どちらかが一人だけで育児をこなす「ワンオペ育児」の状態になっている場合、心身ともに負担がかなり大きくなります。
パートナーの仕事が忙しいのであればワンオペ状態でも諦めもつくかもしれません。しかし時間があるにも関わらず育児を手伝う素振りを見せない、自分のことばかりを優先するなど極端に非協力的な場合は辛いものです。
子供への接し方が甘すぎる/厳しすぎる
子供に対して甘やかしすぎる、逆に叱りすぎているなど、子供に対する姿勢が極端な人もいます。いずれにせよ子供の成長に悪影響を及ぼすのではないかと心配で仕方がなくなり、パートナーと距離を取ることを考える方もいます。
また育児における防犯・安全への意識に大きく差があった場合も同様です。小さい子供を一人で放置するなど、一歩間違えると命に関わる事を平然と行う人もいます。本人が意図していない場合はなかなか改善ができず、結婚そのものを後悔することも。
理想だけを押し付けてくる
育児にそれほど関わっていないにも関わらず、小さい子供に対して「食事中は静かにさせろ」「もっと勉強させろ」など大人の意思だけでは簡単に解決ができないことを責めるケースです。
育児は時代や家庭状況・子供の性格などによって異なるにも関わらず、周囲や自分の親と比較する人もいます。
DV・モラハラ
結婚した後に配偶者がDVをするようになり結婚を後悔する人もいます。結婚前に相手がDVをする人だと見抜ければよいのですが、結婚して身内になった途端に態度が豹変するケースも多いです。
DVに当てはまる行為は以下の通りで、物理的な暴力でないものもDVに含まれます。近年使われるようになったモラハラという言葉は下記の精神的DVに該当し、大声で怒鳴ったり無視したりなど直接的でない暴力が当てはまります。
- 身体的DV
- 身体への暴力
- 精神的DV
- 言葉や態度で相手の心を傷つける
- 経済的DV
- 生活費を渡さない・仕事を制限する
- 性的DV
- 性行為・中絶の強要
離婚したいと思っても相手の暴力による恐怖によってなかなか離婚に踏み切れず、結婚したこと自体を後悔することになります。
浮気・不倫
お互いを一生愛し続けることを誓ったにもかかわらず相手が浮気や不倫をしたと判明したら大きなショックを受け、裏切られたと感じます。浮気がたとえ一回きりだったとしても生理的に受け入れられず、結婚するんじゃなかったと強く後悔する人もいます。
家事分担の不平等
暮らしにおいて家事は不可欠であり、夫婦が両方とも働いている場合はお互いに分担していくことになります。しかし男性の中には「家事は女性がやるべき」と思っている人が未だにいるのも事実です。
互いに仕事があるにも関わらず妻ばかりが家事を負担する状況になっている場合、「もっと家事ができる人を選べばよかった」という気持ちを抱きながら生活をしていくことになります。
セックスレスなど性的な問題
セックスレスというと妻側が肉体関係に応じてくれない、というイメージが強いかもしれませんが、実際には夫側が応じてくれないことに悩む女性も多いです。
結婚をするとパートナー以外の異性と体の関係を持つことは道徳的にも法的にもできなくなります。そのため結婚後にセックスレス等の問題を抱えた場合は逃げ道がなく、結婚生活をストレスに感じるように。
相手家族との不仲
配偶者のことは好きでも配偶者の家族ともうまくやっていけるかどうかは全く別問題です。特に嫁姑問題は昔から悩む人が多く、ネット上でも義家族に関する愚痴や相談が多く溢れています。
恋人同士の頃から相手の家族との付き合いがあるというケースは稀であり、実際には結婚を考える段階になり初めて相手の家族に会う方が大半です。そのため結婚してから相手家族と合わないことに気づき結婚を後悔し、実際に離婚を選ぶ人もいます。
結婚に失敗しやすいケースとは
世の中の全ての夫婦が「結婚に失敗した」と感じているわけではなく、配偶者と仲良く平和な結婚生活を送っている人も多く存在します。では失敗する人とそうでない人でなぜ差が出るのでしょうか。結婚を後悔する人の特徴を詳しく解説していきます。
経済力や肩書で結婚を決めた
安定した結婚生活のためには安定した収入が必要です。しかし経済力や職業・肩書きを決め手にする人は結婚を後悔しやすいです。
人間であれば誰しも悪い部分があり、それを受け入れられるほどの愛がないと毎日の生活が辛くなっていきます。「お金があるから」という愛のない気持ちだけでは幸せな生活は送れません。
精神面を重視しなかった
上記の特徴と似ていますが見た目などを重視して相手の性格(精神面)を気にせず配偶者を決めた場合も結婚を後悔する傾向が。
もちろん何を結婚の決め手にするかは個人の自由ですが、結婚相手とは毎日顔を合わせ寝食を共にし、それを数十年もの間続けていくということを考えるべきです。精神的に負担を感じる相手と結婚した場合、相手と居るストレスが毎日付きまとい続けることになります。
相手の押しに負けて結婚した
相手の押しに負けて決めた結婚も後で結婚に失敗したと感じやすいパターンの一つ。自分が心の底から結婚したいと思って決めたわけではないため、後で何かある毎に「もっと慎重に考えればよかった」と後悔することになります。
また女性側が出産の年齢を考えて結婚を急かすことはあっても男性側が結婚を急かすケースはあまり多くありません。何らかの事情がある可能性があるため、男性に結婚を急かされた場合は理由を確認しましょう。
結婚に失敗したと感じたらどうする?選択肢3つ
結婚を後悔しても結婚前に戻ることは絶対にできません。では今まさに結婚に失敗したと思っている人はどのような選択を考えればいいのでしょうか。今後取り得る方法を3つ紹介します。
生活を変えられるよう働きかける
現在の生活をよい方向に改善するために相手と話し合うという選択肢です。夫婦はもともと別々の生活を送っていた他人同士ですので価値観の違いが生じるのはやむを得ません。
こちらが許せないと思っている事柄が、相手は悪意なく当たり前だと思っている可能性もあります。そのため相手を責めるのではなく「私はこう思う」「こうしてもらいたい」と素直に要望を伝え、お互いに歩み寄りましょう。それでも解決ができない場合は夫婦カウンセラーなどの専門機関も利用してみてください。
しばらく仮面夫婦として生活を送る
結婚に失敗したと感じていても惰性でそのままの生活を送る、いわゆる仮面夫婦と呼ばれる状態の人もいます。人の行動や価値観は時とともに変化しますので、とりあえずは今のまま様子を見るという手段を取るのも一つの選択肢です。
離婚する
毎日の夫婦生活を苦痛に感じており、何らかの働きかけをしても状況が改善されない場合は離婚も視野に入れたほうがよいでしょう。この先配偶者とともに過ごす時は短くありません。ずっと同じ生活を続けるのではなく、思い切って新しい生活への一歩を踏み出すことも対処法の一つです。
離婚を決断する前にできること
いくら結婚が失敗だったと感じていても離婚はあくまでも最終手段であり軽々しく決められることではありません。離婚を決める前に何かできるだろうかと悩んでいる方に向け、夫婦関係を改善するためにできることをまとめました。
夫婦で話し合う
育ってきた環境が違う以上価値観の違いは必ず存在します。そのため自分が許せないと思っていることが相手にとっては「当たり前」である可能性があり、その逆もあり得ます。
価値観の違う二人が生活していくためには話し合いの機会を持つことが不可欠です。相手が悪いと責めるのではなくお互いの意見を交換し、二人がストレスなく生活できるよう歩み寄るようにしましょう。
我慢しすぎない
相手の行動で許せないことがあった場合、溜め込むのではなく相手に伝えるようにしたほうがお互いのためです。夫婦と言っても他人ですので言わないと伝わらないことは多いものです。
「伝えにくい」と遠慮してそのままにしておいても相手の行動が改善される可能性は低く、ストレスの溜まり続ける生活をずっと送り続けることに。
相手と適度な距離を持つ
夫婦は常に一緒にいるべきだと思っている方も多いかもしれませんが、よい夫婦関係を築くためにはある程度の距離を置くことも効果的です。距離を置くといっても別居をすべきという訳ではなく、以下のようにお互いそれぞれの時間を過ごすことを意識してください。
- 休日のどちらかを別々に過ごす
- 生活リズムを少しずらし、一緒に過ごす時間を減らす
- 趣味や仕事など新しいことを始める
適度な距離を保つことによって相手に不満を抱く機会が減り、冷静に相手を見ることができます。相手のよい部分を見つける良いきっかけにもなるはずです。
相手に不満に思われている部分を考える
夫婦関係がうまくいっていないと感じる時、あなたが相手に不満を持っているのと同様に相手があなたに何らかの不満を持っている可能性があります。自分に対し不満がないかをパートナーに確認し、改善する努力をしてみましょう。
こちらが夫婦関係をよくしようとする姿勢を見せれば、相手も同様に応じてくれるようになります。二人で自分の悪い部分を改善しようと努力することにより、新たに夫婦の絆が生まれどんどん強くなっていくはずです。
状況を改善できない場合の相談先
夫婦関係を改善しようとしても問題が解決せず「どう乗り越えればいいんだろう」「離婚したほうがよいか迷う」等と悩んでいるときは夫婦以外の第三者へ相談をしてはどうでしょうか。
ただ夫婦の問題は誰にでも軽々しく話せることではない上、夫婦によって状況が異なります。そこでケース毎に分けてそれぞれお勧めの相談先を紹介します。今の状況を変えたい方はぜひ参考にしてください。
身内に相談するメリット・デメリット
夫婦関係のことを誰に話すか考えたとき、多くの方が一番最初に親、兄弟などの身内を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし実は身内に相談することによるデメリットもあるため、ある程度離婚の意思が決まった段階で話をする事が好ましいです。
身内に相談するメリット
身内に夫婦関係のことを相談するメリットは以下の2つ。
- 話しやすい
- 自分の性格にあったアドバイスをくれる
この後紹介する相談先(カウンセラーなど)は予約が必要であり、場所によっては料金が発生することもあります。しかし身内であれば気軽に相談することができ、お金もかかりません。また親族であればあなたの性格を知っていますので、それに沿ったアドバイスをしてもらえるでしょう。
身内に相談するデメリット
上記のようなメリットがあるにも関わらず、離婚についてまとめたサイトや指南書では身内に相談するのは最後にすべきだと勧めているものがほとんど。何故なら身内への相談には以下のようなデメリットがあるためです。
- 一方に偏ったアドバイスになる
- 離婚を阻止される、または強引に離婚させられる
まず身内である以上どうしても片方の立場に偏ったアドバイスになってしまう傾向があるため、第三者目線の意見を聞くことはできません。そしてそのことは相手の親族も同様。最終的には夫側・妻側の家族それぞれの争いとなり、離婚せざるを得ない状況になる恐れもあります。
また本来であれば離婚すべきであるにも関わらず、世間体などを理由に離婚を阻止しようとすることも。いずれにせよ最良の結果にはたどり着けない可能性があります。そのためまだ離婚を迷っている段階であれば身内ではなく他の相談先を優先して頼るべきです。
離婚するかなんとなく迷っている時
ではまだ離婚するか決められない時はどこに相談をすべきなのでしょうか。決断ができず迷っている時は離婚問題に詳しい専門家へ相談しましょう。第三者の立場から冷静に的確なアドバイスをもらえます。
夫婦・離婚カウンセラー
夫婦・離婚カウンセラーは夫婦問題に関する悩みを聞き、解決に向けた助言を行ってくれるカウンセラーのこと。夫婦問題カウンセラー、夫婦関係修復カウンセラーなどの名称を名乗っていることもあり、テレビでもよく目にする夫婦問題研究家・岡野あつこ氏がきっかけで世間でも認知されつつあります。
カウンセラーを利用することのメリットは以下の3つ。
- 悩みを親身になって聞いてくれる
- 第三者の立場から冷静な意見をもらえる
- 夫婦関係の修復に向けて的確なサポートをしてもらえる
逆に以下のようなデメリットもあります。
- 費用がかかる
- 手続きの代行、連絡の代行などはしてもらえない
中には弁護士事務所・探偵事務所などと提携している組織もあり、必要に応じて紹介をしてもらえます。離婚カウンセラーの選び方や注意点は以下の記事で詳しくまとめていますので、利用する前はぜひ参考にしてください。
離婚カウンセリングは役に立つ?相談内容や注意点、メリット・デメリットを解説
家庭裁判所の家事手続案内
離婚調停など家族内の紛争・少年事件を扱う家庭裁判所には、離婚について相談ができる家事手続案内(家事相談)が設けられています。そこでは離婚までに必要な手続きの種類や準備方法など、実際に離婚するにあたって必要な手続きや費用を詳しく教えてもらうことができます。
無料で利用できることがメリットですが「離婚したほうがいいか?」というような気持ちの整理をつけるための相談は受け付けていません。既に離婚をしようと考えていて実際に手続きやかかる費用を知りたい方に向いています。
相手のDVに悩んでいるとき
もし現在配偶者から暴力を受けている場合は心身の健全のために早めに行動を取ることを強くお勧めします。もし物理的な暴力を受け身体にあざ・傷が残っている場合、その部分を日時のデータつきで撮影し、証拠として残しておいてください。そして可能であれば病院に行き診断書をもらいましょう。
暴力的な言葉も立派なDVですので録音をして残しておいてください。これらのDVの証拠は離婚手続きや慰謝料請求の際に非常に有力になります。離婚までDVを我慢する必要はありません。できるだけ早く以下の専門機関に相談し、助けを求めてください。
配偶者暴力相談支援センター
配偶者暴力相談支援センターは、配偶者からのDVの被害者を支援することを目的に各自治体に設置されている機関です。相談やカウンセリングを行い、必要があれば被害者の保護、移住する施設についての情報提供なども行っています。
自治体によっては女性相談センターや福祉事務所を配偶者暴力相談支援センターとして設置しているところもあります。各自治体の窓口は内閣府の男女共同参画局のページに記載されています。
(参考:男女共同参画局|配偶者暴力相談支援センター)
福祉事務所
福祉事務所とは社会福祉法第14条に基づいて設置されている社会福祉全般の窓口のこと。児童や母子、生活困窮者に関する相談を受け付けており、公的支援が必要だと判断された人にはその手続きの案内も行っています。
DVに悩んでいるものの経済的に自立ができず離婚に踏み出せない、という方は支援を受けられる可能性が高いですので、ぜひ相談をしてみてください。
弁護士
配偶者から受けたDVについて証拠がある場合、離婚手続きを考えている場合は弁護士への相談をお勧めします。
弁護士を介し、DV加害者が被害者に近づけなくする保護命令(接近禁止命令)を裁判所に申し立てることができます。手続き自体は自分で行う事も可能ですが、申請内容によっては保護命令が発令されないこともあるため弁護士に依頼をしたほうが確実です。
また弁護士に依頼をすることにより、相手と顔を合わせずに離婚交渉を進めることができます。
警察
相手が鈍器や刃物を持ち出すなど、命に関わる暴力に見舞われそうになった場合はすみやかに110番に通報、もしくは最寄りの警察署や交番に助けを求めてください。いくら相手が身内であろうと暴力は犯罪であり刑事罰の対象ですので、速やかに対処してもらえます。
浮気・不倫に悩んでいるとき
浮気や不倫については証拠がないと慰謝料の請求はできません。自分で証拠が見つけられない場合は探偵や調査会社を頼ることになりますが、調査の相場は数十万円以上と決して安価ではありません。
また中には悪徳業者もいますので注意が必要です。まずは弁護士や離婚カウンセラーに相談し、信頼できる調査会社を紹介してもらいましょう。慰謝料請求に必要な証拠、条件については以下の記事で詳しくまとめています。
結婚前の浮気で慰謝料請求するには…できる条件や請求の手順、慰謝料の相場を解説
弁護士に相談したほうがよいケース
離婚問題といえば弁護士への相談というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、必ずしも弁護士に相談しなくてはいけないという決まりはありません。離婚自体は離婚届を役所に提出するだけで成立するためです。
しかし以下のケースに該当する方は弁護士へ相談した上で離婚手続きを取ることを強くお勧めします。離婚に伴い発生する金銭・財産のやりとり、法律に関することは専門家に判断をしてもらい、悔いのない選択を行うようにしてください。
慰謝料請求を考えている
浮気や不倫、DVなどを理由に慰謝料請求を考えている場合、弁護士に相談をすることにより慰謝料請求に必要な証拠や条件、金額の相場を確認することができます。
慰謝料請求は自力で行うこともできますが、個人での請求は相手に応じてもらえないことが大半。弁護士から請求をすることにより相手にプレッシャーを与え、支払に応じてもらいやすい効果があります。DVの加害者や浮気相手など連絡を取りたくない相手とのやりとりも代行してもらえるため、精神的な負担を大きく軽減できます。
財産分与や親権、養育費の取り決めをしたい
離婚そのものは離婚届を提出するだけで成立するものの、ある程度生活を共にしていた夫婦の場合は財産分与を考えなくてはいけません。子供がいる場合は親権や養育費の取り決めも不可欠です。
双方でよく話し合って離婚したとしても、残念ながら「離婚後に約束を守ってもらえなくなった」「気が変わったので取り決めを変更したい」等のトラブルが後から起こることは決して珍しくありません。そうならないためにも弁護士に依頼をし、法に沿った取り決めを行うことを強く推奨します。
離婚したい意志を伝えても取り入ってもらえない
いざ離婚を決意し相手にその意志を伝えてもすんなり応じてもらえるとは限りません。離婚の意志を本気と思ってもらえない、もしくは相手側が離婚したがらないというケースは実際に多いものです。
そのような時はぜひ弁護士に依頼をしてください。弁護士を通すだけで相手に離婚への本気度が伝わる上、離婚に応じてもらえない際の協議離婚・離婚調停の手続きもスムーズに進めることができます。
まとめ
結婚に失敗したと感じる理由は人それぞれです。結婚前は「この人と上手くやっていける」と思っていても、実際に一緒に生活を送っていくようになり金銭面・育児での価値観の違いに気づくことは決して珍しくありません。DVやモラハラ、浮気などのトラブルに見舞われることも。
昔と比べ離婚は珍しいことではなくなっていますが、人生に関わることですので簡単に決断すべきことではありません。まずは今の状況が改善できるかどうかを考えてみてください。
この先どうすればよいのか決断ができない場合、夫婦カウンセラーなどの第三者に相談をすることで自分の気持ちを整理できる可能性があります。「結婚は失敗だった」と鬱々とした毎日を過ごすのではなく、よりよい人生を歩むため前を向いていく姿勢が大切です。