会話が減った夫婦の現状&原因|関係修復のポイントとNG行為を知って、程よい距離感の関係に

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  • 「最近夫婦の会話が減った気がする…」
  • 「会話が減った夫(妻)と関係を回復する方法は?」

新婚当時はいくら話をしていても尽きなかった夫婦でも、長年一緒に暮らしていると夫婦の会話が減っていきます。また出産や子育てなどを経て、夫婦で会話する時間が取れないという人もいるかもしれません。こちらでは、夫婦間の会話の現状と会話のない夫婦の行く末について詳しく解説。

もっと夫婦の会話を増やしたい、夫婦関係を改善したいという方向けに、関係修復のポイントやNG行為についても紹介していきます。まずは何が原因で今のような関係になってしまったかを振り返り、原因に応じた対策をとっていきましょう。

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目次

夫婦間の会話の現状と会話がない夫婦の行く末とは

結婚生活が長くなるにつれ、夫婦の会話は減っていく傾向があります。こちらでは夫婦間の会話の現状や会話のない夫婦の行く末、会話がない状態から抜け出すきっかけについて解説していきます。

「会話が減った」と感じる割合

40代~50代を対象としたアンケート調査によると、「夫婦の会話が減った」と答えた人の割合は全体の43%です。減っていないと回答しているのが57%なので、半数近い人が夫婦の会話が減っていると回答しています。ただし減っていないと回答した人の中には、そもそも会話の量を気にしていない」「元々の会話が少ない」と回答する人も。

逆に「必要なことは話しているから会話が少なくても問題ない」と答えている人もいて、夫婦それぞれの会話の仕方があることが分かります。

参考:「夫と会話がない…。」50代夫婦の会話ってどんな感じなの?|Web eclat

夫婦の1日の会話時間

前出のアンケートでは、夫婦の1日の会話時間も分かります。自分たち夫婦の会話時間はどの程度なのか、参考にしてみましょう。

会話時間 割合
ほとんどしない 10%
5~10分程度 19%
30分程度 26%
1時間程度 27%
1時間以上 18%

夫婦の1日の会話時間の中央値は30分程度、会話の時間を増やすよりもそれぞれで過ごす時間を増やしたいから、無理に話そうとするとかえって疲れるといった意見も見られました。

会話が減ったことを気にしているか・不満に思うか

では夫婦の会話が減ったことを気にしている人はどのくらいいるのでしょうか?「気にしている」と回答したのは全体の29%、「気にしていない」と答えたのは71%という結果でした。必要なことは話せているから」「互いの時間を尊重したい」といったポジティブな理由から「気にしていない」と回答している人がいる一方で、「話をすると喧嘩が増えるから」といった理由や、気にしても仕方ないと諦めが入っている人もいました。

夫との会話で不満に思うかという問いでは、「不満に思う」と回答したのは85%と、多くのの人が夫との会話に不満を抱いていることが分かります。

会話が減ったことを気にするのは人それぞれ

会話が減ったことを気にするのは、人それぞれ、夫婦それぞれといえます。お互いに「会話は少なくても意思が疎通できている」と思っている場合はいいのですが、問題なのはどちらかが会話が少なくなったことに対して不満をため込んでいるというケースです。

とくに40代以降の場合は、昭和時代の「亭主関白とそれに従う妻」という夫婦像が残る世代だったりするので、「もっと夫婦でコミュニケーションを取りたい」と思っていても、無意識のうちに我慢している人も。子供が巣立ったりして二人で老後を迎えたときに後悔しないよう、夫婦の会話について見なおすきっかけにしていきましょう。

会話が減る理由

ではどんな理由から、夫婦の会話が減ってしまうのでしょうか。会話が減る理由は夫婦によってそれぞれですが、例えば次のような理由が考えられます。

  • 家事や育児、仕事などで忙しいから
  • 疲れていて会話する元気がない
  • 会話するよりも自分の好きなことをしていたい
  • 会話しても喧嘩になるから
  • 会話していてもつまらない・ネガティブな話題ばかりでうんざり
  • すでに夫婦仲が醒めているので話す気になれない
  • 相手(自分)が元々口数が少ないタイプ
  • 相手がスマホやテレビばかりに熱中している

すぐキレる旦那と離婚をお考えの方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「すぐキレる旦那と離婚する方法|モラハラか?離婚すべきか?の判断基準と有利に離婚するためのポイント」

会話がない夫婦の行く末

夫婦で会話がない状態が続くと、ゆくゆくは次のような将来が考えられます。

コミュニケーション不全になる

夫婦の会話が少ないと、必然的にコミュニケーション不全になります。十分にコミュニケーションが取れないと、相手の考えていることや気持ちを知ることができずに、どんどん相手のことが分からなくなってしまうでしょう。

結果的に憶測で相手の気持ちを決めつけたり、誤った判断をしてしまうことも。相手はそんなあなたの姿を見て不満を募らせたりと、家庭内不和や夫婦仲の悪化につながる恐れが生じます。

妻に興味がない夫とは離婚した方がいいかお悩みの方は、こちらの記事を参考にしてください。

「妻に興味がない夫と離婚すべき?やりがち行動とその原因、妻が取れる対処方法とは?」

ストレスで心身に不調が出る

会話したいのにできない状態が続くと、ストレスで心身に不調が出るようになります。会話がないことで毎日がつまらなく感じ、コミュニケーションが取れない相手と一緒に暮らす意味はあるのだろうかと考える人も。そのような気持ちを抱えながら同じ家にいるのは、大きなストレスとなってしまうこともあるでしょう。

本来なら考えなくていいようなネガティブなことを考えてしまったり、相手に対しての不満や悲しみ、怒りの感情が湧いてくることもあり、それらはすべてストレスとして心身に現れます。放置しておくと家事や仕事に手中できないなど、生活に良くない影響が出てしまうでしょう。

夫が嫌いでたまらない!という方の対処方法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「夫が嫌いでたまらない!辛い気持ちの理由や対処法を解説」

現状維持

夫婦の会話がなくてもとくに問題がない場合や、ストレスを感じないケースでは、現状維持のまま夫婦生活が続きます。「期待しても無駄」とあきらめの気持ちから、惰性で現状維持を選択する人もいます。また「このままではダメだ」と分かっていても、改善策が見いだせずにそのままの状態を続ける場合も少なくありません。

仮面夫婦になる

夫婦の会話がない状態が続くと、仮面夫婦になる場合があります。仮面夫婦とは、実際に夫婦関係がうまくいっていないのに、仮面を被ったように良好な夫婦関係を演じているような状態です。子どもの前や第三者がいると、良好な夫婦関係を装うのが仮面夫婦です。

夫婦というよりも同居人に近い形で、このようなケースでは家庭外に癒しを求めた結果、不倫に走るという可能性も出てきます。また子どもにも悪い影響が出る恐れがあるので、仮面夫婦の状態でいるべきかどうかはよく考えた方がいいでしょう。

仮面夫婦がしんどいと感じたときの対処法は、こちらの記事を参考にしてください。

「仮面夫婦がしんどいと感じたら…対処方法や離婚方法を知って後悔しない選択を」

別居や離婚になる

会話が減って夫婦関係が悪化したままで、関係の回復が難しいときやとくに改善を望まないときには、最終的に別居や離婚に至るケースも。すぐに離婚をしないにしろ、子どもが巣立ったタイミングなどで熟年離婚するという結末も考えられます。

離婚したい人がするべき別居準備については、こちらの記事を参考にしましょう。

「【離婚したい人向け】別居前にやること・準備マニュアル|知っておくべきポイント・注意点とは」

会話がない状態から抜け出すきっかけ

夫婦の会話を増やしたいと思っていても、何もないのにいきなり会話の時間を増やすのは難しいもの。そこでこちらでは夫婦の会話が少ない状態から抜け出すきっかけについて、紹介していきます。

子どもへの影響

子どもがいる家庭では、両親の会話が少なかったり両親の仲が悪いと子どもへの悪影響が考えられます。例えば対人関係がうまく築けなかったり、自分に自信が持てなくなったりしてしまいます。また不安を強く感じるようになると、パニック発作やチック、不安障害になる子どもも。

成長するにつれて不登校や摂食障害、自傷行為などの問題行動を起こしやすくなります。適切な異性との関係が築けなくなり、結婚へのあこがれが低下する場合もあるでしょう。両親の不仲は子どもに大きな影響を与えます。

子どもへの影響に危機感を持ったのであれば、夫婦関係改善のまたとないチャンスととらえましょう。

大切なことに関する話し合いができない

大切なことについての話し合いができないと気が付いたときには、会話がない状態から抜け出す良いきっかけです。普段は会話がない状態に不自由を感じなくても、いざ大事なことを話し合わなければならないときにどうやって話をしたらいいか分からなくなってしまいます。

また相手の考えていることが分からずに、意見が食い違ってしまうことも。人の考えや価値観は、時間の流れとともに少しずつ変わっていきます。普段から会話がないと双方の考え方の違いに気づくことができないままで、いざ話し合いの場で意見の食い違いに直面したときにショックを受けてしまいます。

普段の会話の重要性に気づく

何かのタイミングで普段の夫婦の会話の重要性に気が付いたときは、現状から抜け出す良いタイミングととらえましょう。人と人との会話では、ビジネスシーンを除いて「今日こんなことがあってね」といったたわいもないものと、上記のような「来年には仕事に復帰したいと思って」といった話すハードルが少し高い会話の2種類があります。

とくに話すのにハードルが高い話題というのは、たわいもない会話を通した信頼関係が構築できていないと、なかなかスムーズにできません。というのも普段から会話をしていないと、相手が今どんな状況でどんなテンションで、話しても大丈夫かどうかが分からないからです。

仲良しのカップルや長く良好な関係を築いている夫婦は、総じてハードルが高い会話を十分にしています。普段の何気ない会話は、価値観のすれ違いや片方に不満がたまるといった状況を回避できる方法の一つです。

会話がない夫婦の関係を修復するポイント

会話が減った夫婦が会話を増やすには、どのようなことをすればいいのでしょうか。

会話がなくなった原因を分析

会話が減った状態を改善するには、まずは会話がなくなった原因を分析してみましょう。そのうえで原因を取り除くための方法を検討する必要があるでしょう。例えば妻が家事や育児に追われてゆっくり話す時間が取れないときには、積極的に手助けをし、ゆっくりと夫婦の時間を持てるようにしましょう。

「会話がないことが不安」という気持ちを伝える

会話が減ったことに不安を感じているときには、直接相手に不安な気持ちを打ち明けてください。自分は危機感や苦しい気持ちを感じていても、相手は何とも思っていない可能性があるからです。子どもへの影響やすれ違いへの不安を伝えられれば、相手も真剣に聞いてくれるかもしれません。

直接話すのが難しいときには、メールや手紙など文字で気持ちを伝えるのもいいでしょう。文章なら余裕のあるときに内容を考えられ、読む側も冷静に相手の考えを受け入れられます。文章のやり取りで相手の考えていることが理解できるようになれば、実際の会話もしやすくなるはずです。

妻が話しかけてこなくなったことに対して不安を感じている方は、こちらの記事を参考にしてください。

「妻が話しかけてこなくなった…考えられる理由と関係を良好に保つコツを知り、最悪の事態を回避しよう」

相手の現状を考える

相手に余裕がなさそうと感じたら、相手の現状を考えたうえでできることを始めてみましょう。とくに仕事や育児などで忙しそうと感じるのであれば、「何か自分にできることはないかな?」「無理をさせていないか」など思いやる気持ちが大切に。気にかけている気持ちが相手に伝われば、相手も心を開きやすくなるでしょう。

記念日や誕生日を祝う

話す口実が欲しいと思っているのであれば、相手の誕生日や結婚記念日などをきっかけにして、外食やデートに誘うのもおすすめ。例えば映画館やコンサートなら、自然に同じ話題を見つけやすいので、普段会話が少ない夫婦でも時間を過ごしやすいでしょう。

まずは挨拶やたわいのないことから

会話が減った状態からいきなり重要な話題について話そうと思っても、なかなか難しいもの。そのようなときには挨拶や「今日は暑いね」など当たり障りのない声掛けから始めてみるといいでしょう。とくに話すべき重要な話題がなくても、普段の会話を増やすには些細なコミュニケーションを怠らないのがポイント。

毎日の「おはよう」「行ってらっしゃい」といった挨拶や、相手に対する「ありがとう」という感謝の言葉や「ごめんなさい」と素直に謝る姿勢も大切です。

テレビを見ながら話しかける

夫婦で話すことが思いつかないときには、同じテレビを見ながら話題を見つける方法があります。明日の天気やおいしそうなグルメの話題なら、相手も興味を持つかもしれません。「明日は寒いみたいね」「このお店おいしそう」など、相手が反応しやすい話題から話を振ってみましょう。

「今話しかけていい?」と聞く

スマホやテレビばかり見ている相手と話したいときには「今話してもいい?」といった前置きの言葉をかけてみてください。真剣になっているときにいきなり話しかけると不機嫌になる夫でも、前置きの言葉をかければ「今見ているからちょっと待って」と会話のタイミングを作ってくれるかもしれません。

相手の意見を聞く

いつも自分ばかり話をしていると感じるのであれば、相手に質問したりするといいでしょう。自分が話した内容やちょっとした話題について「あなたはどう思う?」などと相手に意見を求めます。普段聞き役に回る人にとっては、自分の話を聞いてもらえると嬉しいものです。

言いたいことを整理してから話す

自分の話をすると相手に「だから何を言いたいの?」などと言われてしまう人には、相手に伝えたいことを整理してから話すといいでしょう。他にも「これは愚痴なんだけど」や「最近聞いてびっくりしたんだけど」など、簡単に前置きをするのも相手が聞きやすくなっておすすめです。伝えたい内容がスムーズに相手に伝わると、相手もストレスなくあなたの話を聞けるようになるでしょう。

聞いてくれたことに感謝の気持ちを示す

自分の愚痴や悩みを聞いてもらったときには、「聞いてくれたおかげですっきりした、ありがとう」といった感謝の言葉を伝えてみてください。ネガティブな話題でも、話を聞いたことで相手の役に立てたと実感できれば、ポジティブな気持ちになれるからです。以前はつまらなそうに話を聞いていた相手も、次第にあなたの話に耳を傾けてくれるようになるかもしれません。

会話が続きやすい話題を出す

とくに日常的に会話がない状態から抜け出すには、会話が続きやすい楽しい話題を優先してみましょう。具体的には次のような話題です。

  • ポジティブな話題(楽しかったこと・相手への感謝・お得な情報など)
  • 天気の話題+相手への気遣い(今日は暑くなりそうだから熱中症に気を付けてね)
  • 相手の興味がありそうな話題(最新グッズ・趣味・スポーツ・好きな食べ物など)
  • 夫婦や家族の将来についての話題(次の休みの予定・長期休暇の旅行・マイホーム購入など)
  • 子供の成長の話題(最近の様子・学校や保育園で聞いたエピソードなど)
  • ペットや動物の話題(ペットの最近の変化・動物のエピソードなど)

夫婦の会話が減っても…これはNG!

夫婦の会話が減って不安になったとしても、次のような行為はNGです。こちらでは夫婦のコミュニケーションが少ないときにこそ気を付けたいポイントについて紹介していきます。

相手の意見を否定する

相手と意見が合わない場合でも、頭ごなしに相手の意見を否定するのはNGです。とくにイライラしていると「そんなの無理に決まっているでしょ」「あなたっていつもそう」などと、言葉がきつくなってしまいます。これでは相手の気持ちを逆なでするだけ。

更に会話の本来の目的を見失うと、話し合いが前に進まなくなるだけでなく、相手に嫌悪感を持ってしまったりして、さらに話すのが苦痛になります。相手と意見が違うときには、「そういう考えもあるんだね」「あなたはそう思うんだね」などと一度相手の言葉を受け止めたうえで、自分の意見を言うといいでしょう。

不満な気持ちをそのまま相手にぶつける

会話が少ないことに不満があっても、その気持ちを相手にぶつけるのは避けた方がいいでしょう。感情的になるにつれて言葉を選ばずに気持ちをぶつけてしまうことがあるかもしれません。しかし相手が罪悪感を感じていればいるほど、激しい感情をぶつけられるとネガティブな気持ちになってしまうため。

相手に改善して欲しいことがあるときには、気持ちが落ち着いているタイミングで、「私は○○と感じるから、こうしてもらえたらうれしい」などと自分の希望やその理由を話すようにしてください。

プレッシャーをかける

会話をするときや自分の希望を伝えるときには、プレッシャーをかけるような言い方はNGです。例えば家計が苦しいといった話をしなければいけないときには「あなたの給料が低いから」などといいたくなることもあるかもしれません。

しかし給料などは自分の力だけではどうにもできないこともあるため、言われた方は理不尽に感じてしまいます。また相手にばかり無理を強いると、信頼関係が壊れたり、お金を増やそうと無謀な行動を取る恐れも。家計に不安があるときには「今あるお金でどう乗り越えるか一緒に考えて」など、協力の姿勢を見せた方がいいでしょう。

話しかけても相手が冷たい態度のときは…

会話が少ない状態から抜け出したいと思って行動を起こしても、相手が冷たい態度のときにはどうしたらいいのでしょうか。こちらでは、そんなときにこそ試したい対処法を紹介していきます。

過度に反応を期待しない

話しかけてもそっけない態度の相手に対しては、過度に反応を期待しない気持ちを持つといいでしょう。こちらから行動を起こしても相手から思うような反応を得られないと、「せっかく歩み寄ったのに」とこちらの気分が悪くなります。また自分だけが頑張りすぎると、心がすり減ってしまいます。

そのような相手には無理に話しかけるに野ではなく、自分に余裕があるときや話す必要があるときに話しかけることから始めてみましょう。

離婚した方がいい夫婦の特徴については、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚したほうがいい夫婦の特徴|悩んだときのポイントと対処方法を知ってより良い道を選ぼう」

感謝の言葉をかけ続ける

相手に協力して欲しいことがあるときには、大げさな位に感謝の言葉をかけるようにするといいでしょう。ほとんどの人は「人の役に立てた」「自分は必要とされている」と感じるとポジティブな気持ちになれます。「自分だけどうして相手を持ち上げなきゃいけないの」と感じる人は、相手に動いてもらう手段と割り切って試してみるといいでしょう。

そっとしておく

相手が何かに集中していたり、疲れているようなときには、そっとしておくことも必要です。誰かと話してストレス発散する人がいる一方で、1人で休んだり好きなことをすると心が癒される人もいるからです。お互いの性格を考えながら、2人にとってちょうどよい距離感を見つけられるといいでしょう。

また相手に気持ちを伝えても、状況を改善しようとする気持ちを全く持ってくれないときにも、自分の心を守るためにも一旦頑張るのをやめて距離をとるのがおすすめです。

物理的に距離をとる

DVやモラハラをする相手に対しては、物理的に距離をとった方がいいでしょう。会話したくても怖くてできなかったり、怒らせないように気を使っても喧嘩になって一方的に責められるということがよくあるからです。そのようなときには必要以上に自分が悪いと思わずに、心理的な距離をとるために物理的に離れることも検討しましょう。

DVの証拠の残し方について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「DVの証拠の残し方|離婚に有利になる10種類の証拠の取り方&証拠を集めるときの注意点とは」

カウンセリングを受ける

自分たちで会話を増やそうと思ってもうまくいかないときには、夫婦二人もしくは一人でカウンセリングを受けるという方法があります。「夫婦カウンセリング」や「カップルカウンセリング」を受けてみると、第三者の視点から見た夫婦の問題や、解決方法が明らかになるかもしれません。

またカウンセラーに話すことで、自分の気持ちを整理でき、相手に分かりやすい言葉で伝えられるようになるといったメリットも。夫婦関係を改善したいという場合には、カウンセリングが有効です。まずは一人でカウンセリングを受けて、専門家のアドバイスを実践してみましょう。

夫婦カウンセリングを意味あるものにするポイントは、こちらの記事を参考にしてください。

「夫婦カウンセリングは意味ない?カウンセリングに向かない人と意味あるものにするためのポイントとは」

まとめ

夫婦としての年月が経つにつれて会話が減った夫婦や、それを不満に思っている人は少なくありません。会話がなくても穏やかな関係でいられる夫婦がいる一方で、このまま一緒にいてもいいのだろうかという気持ちを持つ人も。会話が減る理由は夫婦それぞれによって様々です。

まずは何が原因でそうなってしまったのかを振り返ってみましょう。その上で適切な対策を取っていくのがポイントです。まずは挨拶などの簡単なコミュニケーションからスタートし、前置きをしたり聞いてくれたことに対して感謝の姿勢を示すのも大切です。

逆にプレッシャーをかけたり、不満を感情的にぶつけるのはNG。ときには相手をそっとしておくことや、過度に期待しないことも大切です。自分たちだけではどうにもならないときにはカウンセラーなどの力を借りつつ、お互いが納得できる関係を築いていきましょう。

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