結婚生活に限界を感じる10の理由|関係を維持するポイントと離婚を決意したときの相談先とは

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  • 「結婚生活に限界を感じる…離婚したい」
  • 「相手から限界だといわれたが、夫婦関係を維持する秘訣とは?」

結婚生活を続けていると、様々な理由から相手との関係に限界を感じることがあります。ではどのような理由から限界を感じてしまうのでしょうか?こちらでは限界を感じる理由や維持するポイントについて詳しく解説していきます。

さらに離婚を迷ったときの判断基準や、離婚の方法についても紹介。離婚を決意した場合には、弁護士に相談するのがおすすめです。現状を改善する秘訣を実践したうえで、それでも限界だと思ったときには専門家の手を借りながら、新たな人生への一歩を踏み出しましょう。

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結婚生活が限界だと思う10の理由

結婚生活が限界だと感じる人は、どのような理由からそう思うのでしょうか。こちらでは、多くの人が限界だと感じる10の理由について紹介していきます。

性格や価値観の違い

結婚生活を続けるうちに、「相手の性格が嫌になった」「自分と価値観が合わない」と思うようになり、限界を感じる人がいます。他人から見れば「それって結婚前に分からなかったの?」と思われるかもしれませんが、結婚前には気づけなかったというケースが少なくありません。

結婚や同居を気に元々の性格が表れるようになったと感じる人もいます。とくに女性は出産や育児という、生物としてストレスがかかる時期に、一時的に人が変わったようになってしまうこともあるでしょう。とくに次のようなケースで、価値観の違いを感じるようです。

  • 金銭感覚の違い
  • 仕事に対する考え方
  • 休日の過ごし方や時間の使い方
  • 異性との付き合い方
  • 家族や友人との付き合い方
  • 男女観や結婚観
  • 子育てや子どもの教育に関する考え方

価値観の違いで離婚できるか知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「価値観の違いで離婚したい…よくある理由と離婚の可否、迷ったときの相談機関を紹介」

相手に興味がなくなった・会話がない

結婚生活を長く続けていると、相手に興味がなくなってしまうというケースも珍しくありません。相手に興味がなくなると愛情が醒めてしまい、会話を積極的にしようという気にならなくなります。最終的には結婚生活を続けていくのにも限界を感じ、「疲れた」と感じるように。

妻に興味がない夫と離婚しないための対処法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「妻に興味がない夫と離婚すべき?やりがち行動とその原因、妻が取れる対処方法とは?」

恋愛感情がなくなった

パートナーに対して異性としての感情がなくなると、結婚生活が苦痛に感じる人もいます。長く一緒に暮らしていくと、いつの間にか付き合っていた頃や新婚当初の恋愛感情は薄れています。とはいえ、恋愛感情がなくても、家族としての愛情やパートナーとしての安心感に変わっていけば、結婚生活を限界と感じることもないはずです。

セックスレス

パートナーとのセックスレスで悩んだ結果、結婚生活を限界と感じる人もいます。どちらかが理由もないのに一方的に性交渉を拒否しているケースだけでなく、性交不能やあまりにも頻繁な性交渉の要求、異常性癖などいわゆる「性的不調和」に悩んで離婚を考えている人もいます。

性的な問題は、夫婦間でもかなりデリケートな事柄なので、相手とうまくコミュニケーションが取れずに一方的に不満を抱え込んでしまうのかもしれません。

セックスレスで離婚するときの条件や有利に離婚する方法は、こちらの記事を参考にしてください。

「セックスレスで離婚する方法|認められる条件や有利に離婚する4つのポイントとは」

モラハラやDVがある

配偶者からモラハラやDVを受けている場合、精神的にも肉体的にも限界を迎えても当然です。夫婦の一方がストレスを抱えたまま、結婚生活を継続させるのは難しいでしょう。夫婦の危機につながりやすい原因として、最近多いのが配偶者からのモラハラ行為です。

モラハラの特徴は「相手をコントロールしようとする言動」ですが、相手の人格を否定するような発言をしたり、暴言により相手の自己肯定感を低くして、自分の意のままに相手を操ろうとします。今まではひたすら我慢してきた人でも「これってモラハラでは?」と気が付くケースが増え、夫婦関係の危機につながりやすくなります。

DV夫との離婚方法や相談先は、こちらの記事を参考にしてください。

「DV夫と離婚したい…早く安全に離婚するための手順・相談先・気になるポイントを徹底解説」

家事育児の分担が納得いかない

家事や育児の分担に納得がいかず、結婚生活に限界を感じるケースもあるようです。とくに共働きの夫婦で、家事や育児の負担割合が多い女性の方が「自分も働いているのに、どうして私ばかり家事や育児をしなきゃいけないの?」といった不満を抱きやすいです。

家事や育児は毎日のことなので、イライラを抱えているのはきつい状況です。さらに感謝やねぎらいの言葉もないとなると、ストレスが増大します。

ワンオペ育児で離婚危機を迎えている方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「ワンオペ育児で離婚危機⁉しんどいと感じる理由や離婚の回避法、離婚の可否を解説」

喧嘩ばかりする

日常的に夫婦喧嘩が絶えないと、離婚をしたいと考えるようになってもおかしくありません。喧嘩の理由はそれぞれですが、喧嘩をするとストレスや疲れを感じるだけでなく、喧嘩の勢いで相手が傷つくような言葉を言ってしまうと、収拾がつかなくなります。

更に喧嘩の頻度が多いと、夫婦関係はさらに良くない方向に。次第に結婚生活自体が限界と感じるようになります。

夫といるのがストレスという方は、こちらの記事を参考にして離婚の可否を判断しましょう。

「夫といるのがストレス!夫源病を理由にした離婚は認められる?」

相手が浮気・不倫している

相手が浮気や不倫しているのを見つけた場合、そのときの状況にもよりますが、離婚を考えるようになります。相手のことを許せなかったり、子どもへの悪影響を考えるため。とくに不貞行為は感情的なダメージが大きく、いつまでも心の整理が付かなかったりして、関係の修復が困難いなる原因の一つです。

ダブル不倫で離婚をお考えの方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「ダブル不倫で離婚したい!離婚の方法や気になる慰謝料請求について解説」

経済的な理由から

経済的な理由から、結婚生活を限界と感じる人もいます。「金の切れ目が縁の切れ目」ではないですが、安定した収入がある家庭よりも、不安定な収入しかない方が離婚したいという考えが頭をよぎる人が多いのも現実。とくに子どもがいる場合、十分な教育を受けさせたい、金銭的に不憫な思いをさせたくないと考える親は多いでしょう。

しかし相手の浪費やギャンブル、職が安定せずに収入が低かったりして満足な生活が送れないと、将来的な不安を抱きやすく、結婚生活を続けていくのは難しいと感じる人もいます。

義理の親族との不和

義理の親族との不和も、夫婦の危機を引き起こしかねない原因の一つです。とくに義理親との関係が悪化したときに、配偶者が自分の味方になってくれずに、親の方についた場合は夫婦間に亀裂が入ります。義理親が離婚をすすめてくるケースもあり、離婚へと至ってしまう可能性が高まります。

親戚付き合いがストレスで離婚をお考えの方は、こちらの記事を参考にしてください。

「親戚付き合いがストレスで離婚したい…ストレスを溜めない対処法&離婚後の付き合い方とは?」

結婚生活を維持するためのポイント

では結婚生活を維持するためには、どのような点が重要になるのでしょうか。

自分が変わる

夫婦関係が悪く離婚したいと思ったときには、自分が変わることで離婚を回避できる可能性が残されています。まだ離婚したくないという気持ちがある場合には、あなた自身が相手に歩み寄ったり、自分が変わる努力をしましょう。

妥協点を見出す

離婚を回避するには、話し合いによって妥協点を見出す必要があります。とくに性格や価値観の違いが深刻なときは、なぜそういう考えになるのかといった背景を聞いて見るといいでしょう。そのうえで相手の価値観を理解する姿勢を示しましょう。

相手に不満があるときには、相手にも歩み寄ってもらう必要があります。そのためにも夫婦の話し合いが必須ですが、ただ単に相手のことを非難するのではなく、双方が歩み寄れるところがあるのかを探すことも大切。相手を自分の思うままに操ることは不可能です。双方が歩み寄って妥協点を見出すのが、夫婦円満の秘訣です。

夫婦で話し合う

結婚生活に限界を感じて離婚を決意する前に、夫婦できちんと話し合ってください。相手から話し合いがしたいといってきたときには、面倒だと感じていても応じる方がいいでしょう。というのも話し合いに応じてくれず無視されたために、最終的に離婚を決意するという人が多いからです。

相手への不満は限界までため込まず、自分の気持ちをその都度シェアするのが夫婦生活を円満に保つ秘訣です。ポイントは相手に伝わる言葉を使うこと。あなた自身の気持ちや相手のことを気遣う理由なら、相手も聞き入れやすいはずです。

話し合うときには、次の日に仕事がないときを選び、あまり長時間の話し合いは避けた方がいいでしょう。徐々に関係が悪化した場合には、同じように時間をかけて改善していきましょう。場合によっては外部のサポートを利用したり、家事効率を良くする家電を利用するなどの工夫が必要です。

相手の良いところを探す

相手の嫌なところばかり目についてしまうときには、あえて良い点を探してください。一旦相手の嫌なところが見えてしまうと、「またあんなことしている」と嫌なところばかり目についてイライラしてしまいます。積極的に探すことをしないと、良い点や長所は埋もれてしまいがち。なるべく相手にポジティブな感情が生まれるよう、良いところを再確認しましょう。

そのままの状態で生活を続ける

あえて何も変えようとせずに、そのまま結婚生活を継続させるという方法もあります。人の価値観や考え方というのは、そう簡単に変わりません。相手に対して不満に思っていたことでも「そういう考え方もあるのか」と納得できるようになれば、相手を受け入れて結婚生活を続けられるでしょう。

「自分が正しいはず」という気持ちは一旦捨て、おおらかな気持ちでもう一度結婚生活を続けてみようと切り替えてみてはいかがでしょうか。

別居して一度距離を置く

受け入れられない問題があってこじれてしまった関係は、そう簡単に元に戻りません。そのようなときは一度別居して距離を置くという方法が有効です。離婚をすぐに選択するのは大きなリスクがあります。子どもがいる場合にはなおさらです。

とはいえ、同じ家で暮らすには耐えられないというときには、期限を決めて別居する方法がおすすめ。期限が来たら再度話し合うという約束をしておくといいでしょう。それでも離婚しかないという結論に達したときには、物理的距離を置いたことで心理的、時間的余裕が生まれ、その後の生活にスムーズに移行できます。

別居後の離婚話が進まずにどうしたらいいか分からないという方は、こちらの記事を参考にしてください。

「別居後の離婚話が進まない…原因と対処法、スムーズに離婚するためのポイントを解説!」

カウンセリングを受ける

夫婦2人だけで話し合っても埒が明かないというときには、「夫婦カウンセリング」を受けてみてはいかがでしょうか。とくに夫婦間に深刻な問題があるときや、一方に精神的な問題があるときに有効です。相手が一緒にカウンセリングを受けてくれないというときには、まずは一人で相談に行ってみるという方法があります。

結婚生活に限界を感じたら…離婚も検討

結婚生活に限界を感じ、夫婦関係の修復も難しいときには、離婚を検討した方がいいかもしれません。

「結婚=忍耐」という時代ではない

昔は離婚なんてするべきじゃないという考えが主流でしたが、今や「結婚=忍耐」と考える時代ではありません。現在の日本では、自分の幸せや快適さを第一にするという考えが主流です。また個人の自由や価値観の多様性が重視されるようになったことで、離婚も一つの選択肢として受け入れられています。

また女性も働いて収入を得ることが当然という時代になり、結婚相手との価値観の違いが埋められなかったり、信頼関係が崩れたりすると、早い段階で離婚を検討する人が増えています。

冷静な判断が必要

離婚が珍しくなったとはいえ、いざ離婚するときには冷静な判断が必要です。離婚は夫婦だけでなく、子どもにも大きな影響を与えるからです。子どものために離婚を選択すべきなのか、夫婦関係を改善できる余地がないのかなどを慎重に考えたうえで結論を出すようにしましょう。

離婚を選択した方がいいケース

一方で次のようなケースでは、離婚を選択した方がいいでしょう。

モラハラ・DVがある

我慢をすべきではないのが、相手にモラハラやDV行為があるときです。このような暴力や虐待は、重大な人権侵害であるだけでなく、子どもにも多大な悪影響があるからです。具体的に次のような行為があるときには、

DVの種類 内容
身体的暴行 直接身体を殴る・蹴る・突き飛ばす・ものを投げつけるなどの行為
心理的攻撃
  • 人格を否定するような暴言
  • 交友関係・行き先・メール・電話の監視
  • 長期間の無視
  • 自分や他の家族に危害を加えるといった脅迫
経済的圧迫
  • 外で働くことを妨害される
  • 生活費を渡してくれない
  • 貯金を勝手に使われる
性的強要
  • 嫌がっているのに性行為を強要する
  • 避妊を拒否する
  • 見たくない性的映像を見せられる

このような行為があっても「自分さえ我慢すれば」とやり過ごしているだけでは、問題は解決しません。さらに日常的に暴言やモラハラを受けていると、「自分はダメだ」と思い込まされ自己肯定感が低くなり、幸せを感じにくくなります。それだけでなくうつ病などの精神疾患を発症する可能性があるので、早めに相手から離れることを検討した方がいいでしょう。

DVの証拠の残し方を知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「DVの証拠の残し方|離婚に有利になる10種類の証拠の取り方&証拠を集めるときの注意点とは」

不倫して夫婦仲を改善できない

相手の不倫や浮気が原因で夫婦仲が悪化し、これを改善できないときには、離婚を決断した方がいいかもしれません。配偶者が他の異性と関係を持ったことがきっかけになって「一緒にいたくない」「気持ち悪い」という生理的な嫌悪感を抱く人も少なくありません。

とくに夫の浮気が出産や育児の時期と重なると、夫への愛情を取り戻すことは極めて難しくなります。一回の浮気だけでなく、何度も浮気や不倫を繰り返している場合は、元々浮気癖がある可能性が高く、治ることは低いと思っていいでしょう。平穏な結婚生活が続けられるのであればいいのですが、そうでないときには離婚を決断して新しい生活へと踏み出すことをおすすめします。

生活費を渡してもらえない

生活に必要なお金を渡してもらえないという場合、経済的DVに当たります。普段の生活に支障が出るほどの経済的DVを受けているときには、民法で認められている法定離婚事由の一つ「悪意の遺棄」に該当する可能性が高いです。

生活に著しい支障が出ていないときでも、子どもに十分な教育を受けさせるお金がもらえないときや、病院に行くお金が制限されるなど、金銭的理由で行動が大きく制限されるケースでは、経済的DVとみなされる場合があります。

経済的DVに対抗する仕返しについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「経済的dvの仕返しがしたい…dvに当たる行為と離婚を含む具体的な仕返し方法とは」

共に年を取る想像ができない

パートナーと共に年を取る想像ができないときには、離婚を考えた方がいいかもしれません。例えば「このまま老後を一緒に過ごしたくない」「ひどい仕打ちをされてきた相手の介護をしたくない」という場合です。実際に結婚生活に限界を感じて離婚した人達の多くで、「今離婚しないと絶対に後悔すると思った」という声が聞かれます。

ストレスが原因で心身に不調が出ている

夫婦関係のストレスが原因で、心身に不調が出ているときにも、離婚を検討すべきタイミングです。ストレスからの体調不良は、徐々に心と体を蝕みます。このくらいなら我慢できると思っていても、気が付いたときには回復が難しくなるだけでなく、取り返しがつかない程悪化してしまうケースも。

心身の健康は、何ものにも代えがたい大切なもの。少しでも不調を感じたら、自身の健康を最優先にし、早めにストレス源から距離を取るようにしてください。

離婚のストレスでうつ病になりそうという方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚のストレスでうつ病になりそう…離婚がストレスになる原因とうつ病にならない適切な対処法とは?」

相手の同意が得られれば離婚できる

離婚理由が何であれ、相手の同意が得られれば離婚が可能です。このような夫婦の話し合いで離婚することを「協議離婚」といいます。協議離婚は日本の9割以上が選択している離婚方法で、双方が離婚届に記入し、役所に提出すれば離婚が成立します。

話し合いで離婚に合意できないときには、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てて、調停委員を間に入れて離婚に向けた話し合いをします。ここでも双方の合意が必要で、合意が得られないときには調停は不調に終わります。

離婚調停に相手が来ないときの対処法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚調停に相手が来ない場合はどうなる?ケース別の対処法と調停が不成立になった後で離婚する方法とは」

離婚裁判では法定離婚事由が必要

離婚調停を経ても離婚の合意が得られないときには、最終的に「離婚裁判」を申し立てて裁判所に離婚の可否を判断してもらいます。裁判で判決が出されると、相手の同意がなくても離婚が成立します。しかし裁判で離婚を認めてもらうには、民法で定められている「法定離婚事由」のいずれかに当てはまる必要があります。

5つある法定離婚事由の詳細は、以下の通りです。

1.配偶者に不貞な行為があったとき 配偶者以外の異性と性的関係を持ったとき
2.配偶者から悪意で遺棄されたとき 働いているのに生活費を払わない、理由もなく無断で家を出ていった、不倫相手と生活するために家出したなど
3.配偶者の生死が三年以上明らかでないとき 3年以上行方不明で連絡が全く取れない、遭難して生死が分からないなど
4.配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき 統合失調症や偏執病、認知症や失外套症候群などを発病し回復の見込みがないとき
5.その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき DV、モラハラ、セックスレス、性的異常、過度の浪費や借金、親族との不和、長期の別居、犯罪による服役など

上記に当てはまる法定離婚事由がないときでも、長期の別居期間があれば、婚姻関係が破綻しているとみなされて裁判で離婚が認められる可能性があります。具体的な別居期間はケースバイケースですが、一般的に3年~5年の別居期間があると、離婚が認められる可能性が高いです。

離婚の方法と詳しい手続き方法に関しては、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚の仕方と手続き方法|後悔しないための離婚条件とを切り出す前にすべき離婚準備を徹底解説」

結婚生活に限界を感じたら弁護士に相談

結婚生活に限界を感じて離婚を考えたときには、離婚問題に詳しい弁護士に相談するのがおすすめです。法律の専門家である弁護士は、様々な状況での離婚問題を解決へと導いているので、依頼すると次のような利点があります。

相手との交渉を依頼できる

弁護士に離婚の手続きを依頼すると、相手との協議や交渉をすべて代わりにやってもらえます。配偶者が長い間あなたにモラハラやDVをしてきた場合には、直接相手と離婚の話し合いをするのが困難です。そういうときでも、弁護士に依頼すればあなたの代わりに相手と交渉をしてもらえるという訳です。

あなたは相手と対面するストレスを感じることなく、新しい生活に向けた準備を進められます。

離婚条件の交渉をスムーズに進められる

離婚時には財産分与や慰謝料、子どもの養育費など決めなければならない離婚条件がたくさんあります。このような条件の交渉をスムーズに進めるためにも、弁護士に依頼するのがおすすめです。財産分与では財産の種類ごとに、財産分与の方法や評価方法が異なります。

また慰謝料や養育費は、個々のケースに応じた適切な金額を算定する必要があるでしょう。実際に相手と交渉する場合でも、弁護士に依頼した方がスムーズに進みます。夫婦のどちらも子どもの親権を希望しているときでも、弁護士に依頼することで有利に交渉を進められる可能性が高いです。

離婚時の財産分与で不動産をどう分けるかについては、こちらの記事を参考にしてください。

「離婚時の財産分与で不動産どうする?【ケース別】財産分与の方法と事前の確認ポイントとは」

法的手続きを依頼できる

離婚調停や離婚裁判になったとき、あるいは離婚条件で争いが生じたときには、家庭裁判所での法的手続きが必要です。法律に詳しくない素人がすべて手続きを進めるのは大変難しく、不利な条件と分からずに合意してしまうといったことが考えられます。

しかし離婚問題に詳しい弁護士に依頼できれば、法的手続きをすべて任せられるだけでなく、あなたの代理人として裁判所に出廷することも可能です。

離婚問題を依頼した弁護士を変更する方法については、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚問題を依頼した弁護士を変えたい!変更の手順や注意点は?払った着手金はどうなる?」

まとめ

結婚生活に限界を感じるのは、価値観の違いを許容できなくなったときや経済的な理由、喧嘩が絶えなくなったときなどです。DVやモラハラ、相手の不倫などで夫婦仲の改善が難しいとき以外は、結婚生活を維持する努力をしてみてはいかがでしょうか。

具体的には自分の考えを変える、夫婦で話し合って妥協点を見出す、相手の良いところを探すなどです。2人だけで解決が難しいときには、カウンセリングを受けたり期間限定で別居する方法があります。それでもどうしても離婚したいと思ったら、双方が合意すれば離婚が可能です。

相手の合意が得られないときには、最終的に離婚裁判となりますが、法的手続きをするには弁護士に依頼するのがベストです。相手との交渉を任せられるだけでなく、有利に離婚するためのアドバイスを受けられたり、適正な離婚条件について教えてもらえます。

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