浮気相手をSNSで特定する方法|調査時の注意点と慰謝料請求の注意点とは

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  • 「夫の浮気相手をSNSで特定したい」
  • 「浮気相手を特定した後はどうしたらいい?」

パートナーが浮気しているかも?と思ったとき、SNSを使って相手を特定しようと考える人は少なくありません。ではどのような方法で、浮気相手を特定していけばいいのでしょうか。こちらの記事では、SNSの種類別に浮気相手を特定する方法を解説。

さらにSNSを使って調査する場合の注意点や、特定した後に何をしたらいいかについてもお教えします。浮気調査は方法を誤ると、こちらが訴えられてしまう可能性も。やってはいけないことのボーダーラインを意識しながら、冷静かつ着実に調査を進めていきましょう。

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目次

【種類別】SNSで浮気相手を特定する方法

SNSで浮気相手を特定するために、こちらでは種類別の具体的な方法について解説していきます。まずはSNS全般に共通する特定方法を見ていきましょう。

複数のSNSのアイコンをチェック

浮気相手をSNSで見つけるために、複数のアプリのアイコンをチェックするという方法があります。例えばFacebookとInstagramで同じプロフィール写真が同じアカウントがないか探してみましょう。もし全く同じアイコンの場合はSNSを通じて相手の情報を得る手がかりになるかもしれません。

プロフィール情報をチェック

浮気相手のSNSのプロフィールに記載されている名前やアカウント名、ニックネームなどを確認してください。これらの情報を参考に、他のSNSや検索エンジンで相手の情報を入手することが可能です。さらにこれらの情報をもとにして、インターネット上の情報を調査します。

例えばSNSの投稿やブログ、掲示板などで、相手の居場所の特定や行動パターンの予測などができるでしょう。

画像検索する

浮気が疑われる投稿を見つけられたら、掲載された写真をGoogleなどの画像検索にかけてみてください。画像検索とは、画像自体を利用してインターネット上にある関連画像や類似の情報を探し出す機能のこと。パートナーが投稿した画像を検索した結果、それと似た画像を投稿している人が見つかれば、その人が浮気相手の可能性があります。

画像検索する場合、一度自分のスマホにその画像を保存する必要があります。ただしInstagramの投稿写真をダウンロードするには、ブラウザアプリを利用しなければなりません。他の方法としては、スマホ画面のスクリーンショットを取り、写真部分だけをトリミングするというやり方もあります。

①Instagram

Instagram(インスタ)は動画や写真をメインにした、ビジュアルが中心のSNSです。おしゃれなイメージがあり、20代女性を中心に、若い女性のユーザーが多い印象です。機能を理解し次のような方法で調べれば、浮気相手の情報を手に入れられるかもしれません。

新規アカウントを作成する

まずは調査用の新規アカウントを作成します。間違えてパートナーとの投稿に「いいね」などをしてしまうと、「監視されているのでは?」警戒され、証拠を隠滅する恐れがあります。すでにインスタのアカウントを持っている方でも、別名のアカウントを作ることをおすすめします。

インスタには登録してある連絡先と同期する機能があります。新規で作成したアカウントと連絡先を紐づけてしまうと、そのアカウントの持ち主があなただと分かってしまう可能性があります。そのため、まずは連絡先を同期せず、アカウント名も別名で作成するといいでしょう。

配偶者のアカウントに申請する

次にパートナーのインスタに、新規アカウントで申請しましょう。作成したばかりで何も投稿がないと怪しまれる恐れがあるので、パートナーにバレない程度に当たり障りない投稿をいくつかしておきましょう。

またアカウントの性別は、変えないことがポイント。パートナーが知らずにアプローチしてきて、浮気をしようとしていた証拠が掴めるかもしれません。

投稿内容をチェック

申請が許可されたら、パートナーが投稿している写真やタグ付けしている内容をチェックしましょう。とはいえ、堂々と浮気相手とのツーショット写真を投稿している人はそういないはずです。非公開にしていたとしても、浮気相手との写真は投稿しないでしょう。

しかしパートナーの投稿に浮気相手がタグ付けしてしまうということも考えられます。出張といって出かけた日や飲みに行くといった日などに投稿をチェックしてみると、浮気相手の情報が得られるかもしれません。

投稿写真をチェック

とくにパートナーが投稿している写真は、じっくりとチェックしてください。インスタの投稿には日付が表示されるので、怪しいと思った日付は必ず確認してみましょう。また別に問題ないような写真でも、浮気相手の姿や身体の一部、持ち物が移り込んでいる可能性も。

鏡やガラスに反射して映り込む場合もあるので、よくチェックしてみましょう。浮気の証拠になりそうな写真を見つけたときには、投稿内容と日付が分かるようにスクリーンショットを取っておいてください。

DMをチェック

パートナーのスマホを直接見られる機会があれば、インスタのDMをチェックしてみましょう。インスタとDMを開くときには、とくにパスワードなどを求められません。またインスタのDMは、LINEなどと比べても浮気チェックされにくい傾向が。そのため、浮気相手とのやり取りを削除せずそのままにしている可能性があります。

位置情報から場所を特定

インスタの位置情報を「オン」にしていると、投稿された場所が表示されます。そのためパートナーの投稿に位置情報が表示されていれば、いつどこにいて何をしていたのかある程度把握できます。そこから浮気相手の特定につながる可能性も。

相互フォローをチェック

パートナーがフォローしているアカウントや、逆にパートナーをフォローしているアカウントに中に、浮気相手がいるかもしれません。とくにお互いがフォローしあっている「相互フォロー」のアカウントは、親しい関係の可能性が。名前やアイコンの写真だけでは性別が分からない場合があるので、1人ずつ詳しくチェックしていきましょう。

②LINE

LINEは日本での使用率が90%以上と広く普及しているSNSです。普段のやり取りはもっぱらLINEという人も少なくないのでは?LINEは一対一のトークの他に、グループチャットや音声通話、ビデオ通話などが無料でできるアプリです。

しかし自分のLINEアカウントからパートナーのアカウントをチェックしてみても、トーク内容までは見ることができません。そのため他のSNSのような方法では、浮気の証拠を見つけるのは難しいでしょう。こちらではパートナーのスマホやパソコンから、LINEの中身が見られたと仮定した場合の特定方法をご紹介します。

トークルームをチェックする

まずはトークルームに表示されている名前を上から順に確認していきましょう。パートナーと同性の名前で、浮気相手をカモフラージュしているかもしれません。友達との会話の中に、浮気や浮気相手をほのめかす内容が残っている場合もあります。

ただ未読のメッセージがある状態でトークルームを開いてしまうと、既読になるので注意が必要です。それによりLINEをチェックしていることがバレる可能性があります。

非表示のトークルームをチェック

非表示になっているトークルームがないかチェックすると、浮気相手とのやり取りが見られる可能性があります。LINEで非表示のトークルームがないか確認する方法は、以下の通りです。

ホーム画面の「設定」→「トーク」→「非表示リスト」

一度トークルームを開くと、非表示が解除されてしまいます。こちらも内容を確認後は、再びトークルームを非表示に戻しておきましょう。

「非表示」の友達を探す

非表示の友達がいないかも、浮気の証拠集めに有効です。LINEで非表示リストを見る方法はこちらです。

ホーム画面の設定→「友だち」→「非表示リスト」

パートナーが友達を非表示にしている場合、何か隠し事をしている場合や、浮気相手とのやり取りをバレないようにするために利用している可能性が高いです。こちらも一度非表示になっているトーク履歴を開いてしまうと、非表示が解除されるため、内容を確認した後は元に戻しておきましょう。

削除されたトークがないか

削除されたトークがないかチェックすると、浮気相手とのやり取りを見つけられるかもしれません。もし次のような形跡が見られたら、トーク履歴が削除されている可能性があります。

  • 送受信時間とトークリストの位置がずれている
  • トークリストの位置が上にあるのに、トーク履歴がない
  • やり取りの内容が不自然

トーク履歴を復元するには、次のような操作を行ってください。

ホーム画面の「設定」→「トークのバックアップ・復元」→「復元する」→復元したいバックアップを選択

通知オフの相手がいないか

LINEの通知がオフになっている相手がいないかもチェックしてみましょう。パートナーが浮気の発覚を防ぐために、浮気相手からメッセージが届いても分からないよう、通知をオフにしている可能性があります。通知がオフになっているか確認する方法はこちらです。

怪しいトークルームを開く→右上の三本線アイコンをタップ→「通知オン/オフ」の表示を確認

表示名とプロフィール名が違う友達がいないか

LINEの表示名とプロフィール名が違う友達がいないか調べるのも、浮気調査に役立ちます。浮気の発覚を防ぐため、メッセージや電話の着信時に表示される名前を、本来のプロフィール名と違う名前に設定している可能性があるからです。

パートナーよくやり取りをしている人のプロフィール画面を開き、表示名の横にある「鉛筆マーク」をタップすると、本来のプロフィール名を確認できます。性別が違っていたり、会社名のような名前に変更されている場合には浮気を疑ってもいいのかもしれません。

LINEで浮気の証拠を見つける方法について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

「LINEで浮気の証拠を見つける13の方法|見つけた後にすべきことや注意点とは?」

③X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、テキストや写真を投稿できるSNS。本名をアカウント名にしている人は少ないので、浮気相手の特定には繋げられないかもしれませんが、共通の趣味や目的を持つ人がフォローしあうことで、DMでのやり取りを通して浮気に発展するケースがあります。

投稿日時をチェック

Xで浮気を見つける方法は、基本的にインスタと同様です。しかしインスタは投稿した時間までは表示されないので、分かるのは投稿日まで。一方のXは投稿時刻まで表示されるので、投稿時の行動をインスタよりも正確に把握できる可能性があります。

「投稿と返信」をチェック

投稿が1件もないアカウントでも、「返信」という欄を見ると、パートナーとのやり取りが見られる可能性があります。まずはパートナーのアカウントを探し出し親密にやり取りしているアカウントがあれば、浮気を疑ってもいいかもしれません。

④Facebook

Facebookは基本的に複数のアカウントを持つことが禁止されています。また利用者同士は実名で交流するのが基本となっているので、プロフィール欄に性別・居住地・出身校・勤務先などの個人情報を載せていることが多いです。

アカウント名をチェック

上で説明したFacebookならではの特徴を利用して、まずはパートナーがフォローしている相手のアカウント名をチェックしていきましょう。実名で登録するのが基本ということで、過去につながりがあった人とネット上で気軽にやり取りができます。昔の恋人や異性の友達を探し出し、やり取りを続けるうちに浮気に発展…ということもあるかもしれません。

配偶者の投稿に「いいね」している人がいないか

パートナーの投稿に「いいね」をしている人を確認して、交友関係を調べる方法があります。特定のアカウントからいつも「いいね」が来ていたり、コメントが届いている場合には要チェックです。

⑤その他のSNS

普段パートナーはLINEでやり取りしていることが多いのに、他のメッセージアプリをインストールしているときには、浮気相手とのやり取りに使用している可能性があります。例えば以下のようなアプリです。

  • カカオトーク
  • ハングアウト
  • Viber(バイバー)
  • Chatwork(チャットワーク)
  • Slack(スラック)
  • Time Tree(タイムツリー)
  • Discord(ディスコード)
  • Telegram(テレグラム)
  • Signal(シグナル)

知らないメッセージアプリが入っているときには、パートナーのスマホの扱い方を注意して観察したり、予測変換を確認したりして、相手が誰か・どのような内容のやり取りをしているか調査しましょう。

SNSで浮気相手を特定する場合の注意点

SNSで浮気相手を特定しようとする場合、いくつかの注意点があります。実際に証拠を確保するとき・した後の注意点も紹介するので、参考にしましょう。

SNSのチェックは犯罪になる可能性

いくらパートナーであっても、相手のスマホからSNSをチェックしようとすると、次のような犯罪に該当する可能性があります。場合によってはパートナーから損害賠償請求をされる恐れもあるので、浮気調査をする場合には十分注意が必要です。

プライバシー侵害

パートナーに無断でスマホやパソコンを見てしまうと、プライバシーの侵害になります。刑法上の犯罪という訳ではありませんが、民法上の不法行為となり、損害賠償請求の対象となる可能性が高いです。勝手にスマホを見る他に、個人の所有物(カバン・衣類・車)にGPSやボイスレコーダーを無断で取り付ける行為も該当します。

一方、夫婦で共有している物にGPSを設置する場合や共有スペースでの証拠集め(カメラ設置も含む)では、プライバシー侵害に該当しない可能性が高いでしょう。

不正アクセス禁止法

ロックがかけられているスマホのパスワードを不正に入手して中身を見ようとしたり、IDやパスワードを盗み取ってSNSのアカウントにログインする行為は、不正アクセス禁止法違反(第3条・11条)に当たる可能性が高いです。このような行為を行うと、3年以下の懲役または100万円以下の罰金刑を科される恐れがあります。

IDやパスワードがスマホに記録されていて、何も操作しなくても自動でログインできたとしても、不正アクセスとみなされる可能性があります。不正アクセスにならないためには、パートナーに直接「スマホの中身を見せて欲しい」「LINEのやり取りを確認させて」と依頼するしかありません。

拒否された場合、それ自体では浮気の証拠になりませんが、浮気を疑う材料になるでしょう。

不正ログイン後は自分のスマホにデータ転送しない

不正アクセスの可能性を知りながらパートナーのスマホやSNSにログインした場合、浮気が疑われるデータがあったとしても、自分のスマホやパソコンにデータを転送したり保存するのはNGです。不正アクセスによって得たデータを保管すること自体が、違法行為の証拠になる可能性が高いからです。

画面のスクリーンショットを保存したり、自分のメール宛てに転送するのも高リスクです。このような不正な手段で入手した証拠は、裁判で証拠として使えません。さらにあなたが違法行為を行った証拠とみなされ、逆に不利な立場になる可能性があります。

浮気調査アプリの利用は慎重に

浮気の証拠を集めようとして、浮気調査アプリの使用を検討するときには慎重に。最近では、浮気調査に特化した次のようなアプリが多数あります。

  • ケルベロス
  • Pushbullet
  • Phone Tracker
  • Life360
  • Track View
  • mSpy
  • Prey Anti Theft
  • AirDroid

このようなアプリを使うには、あらかじめパートナーのスマホにインストールする必要があります。このような行為自体、不正アクセス禁止法に抵触する恐れが。またパートナーにアプリを使用していることがバレると、信頼関係にヒビが入ってしまい夫婦関係が悪化、離婚問題に発展してしまう可能性も少なくありません。

浮気の証拠を得る前に問い詰めるのはNG

SNSで怪しいやり取りを見つけたからといって、確実な浮気の証拠を確保する前に問い詰めるのはおすすめできません。「これは冗談だよ」「メッセージのやり取りだけで実際に会っていない」などと相手に言い逃れされる可能性が高いからです。

また警戒したパートナーが投稿を非公開にしたり、SNSのアカウント自体を削除したりすることで、その後の浮気調査が難しくなるリスクも。相手に浮気を問い詰めるときには、確実な証拠が揃ってからにしましょう。

妻の浮気を見破る方法が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

「妻の浮気を見破る8つのポイント|夫の場合と違う浮気の特徴や分かったときの対処方法とは?」

SNSを使って浮気の制裁をしない

いくらパートナーや浮気相手に制裁したいからといって、浮気の内容や浮気相手の個人情報などをSNSに上げるのはやめましょう。いくら事実でも、相手を特定できるような投稿をするのは、名誉棄損やプライバシー侵害に当たる恐れがあります。

SNSはあくまで、浮気の手がかりを集めるツールとして使うだけにし、浮気の制裁に使うことのないようにしてください。

合法的に不倫の制裁をする方法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「不倫の制裁をしたい!相手にダメージを与える方法とは?合法・違法なやり方と確実に制裁するためのポイント」

適切な証拠の確保と管理方法

パートナーにバレずにSNSから浮気の証拠を見つけられたら、適切に証拠を確保し保存する必要があります。スクリーンショットを取り、それをメールなどで自分宛てに送るという方法もありますが、誤送の可能性もあるためあまりおすすめできません。

そのため、スクリーンショットでの保存は諦め、自分のスマホのカメラを起動させビデオ録画にし、パートナーのスマホが画面をスクロールしたり操作しながら直接撮影するようにしましょう。そのときの撮影場所や撮影日時、状況などが分かるようなものも撮るといいでしょう。

撮った録画データは自分のスマホだけでなく、クラウド上やパソコン、SDカードなど複数の保管場所を作り、保管するようにしてください。

浮気調査で証拠が出なかったときの対処法は、こちらの記事を参考にしましょう。

「浮気調査で証拠なかった…どうしたら?自分で証拠を集めるときのポイントと注意点とは?」

SNSで浮気相手が特定できた後にすべきこと

SNSで浮気相手の特定ができた後は、どのようなことができるのでしょうか。SNSで見つかった証拠の有用性や慰謝料の請求方法、浮気を止めさせる方法についても解説していきます。

SNSのやり取りは浮気の証拠になる?

SNSで浮気を疑わせるようなやり取りがあった場合でも、それだけでは浮気(不貞行為)の証拠とは認められません。慰謝料請求や離婚請求をするためにも、法的に「不貞行為」と認められるには、「配偶者以外の異性と自由意思のもとで性交渉又はそれに類似する行為を行った」という証拠が必要だからです。

SNSをくまなく調べても、このような証拠を確保するのは難しいでしょう。SNSの調査では浮気相手の特定につながる証拠を見つけられれば十分と考え、他の方法で浮気の確実な証拠をつかむようにしましょう。

法律上の不貞行為の定義について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

「浮気と不倫の違いはある?法律上の不貞行為の定義や『不倫しているかも』と思ったときの対処法」

SNS以外で証拠を見つける

SNSのやり取りや投稿内容から、ある程度浮気相手の特定につながるような証拠が得られたら、SNS以外の方法で証拠を確保してください。不貞行為を立証するために必要な証拠は、以下のようなものです。

  • 浮気相手と二人でラブホテルに出入りする写真・動画
  • 浮気相手の自宅に出入りする写真・動画
  • 泊りがけの旅行に2人で出かけている写真・動画
  • ラブホテルの利用履歴が分かるクレジットカードの明細や領収書
  • 当事者が浮気を自白したときの録音データ
  • 性行為中の写真・動画
  • 探偵事務所や興信所による浮気の調査報告書
  • 不貞行為があったことをうかがわせるメールのやり取り
  • ラブホテルに滞在していることが分かるGPSの記録

これらの証拠をすべて自分で探すのは難しいため、無理は禁物です。場合によっては探偵や興信所などのプロに依頼して、言い逃れできない浮気の証拠を確保してください。

浮気相手の素性を把握する

浮気調査と同時に、浮気相手の素性を把握する必要があります。内容証明郵便を利用して慰謝料請求をするには、最低でも相手の住所や氏名、連絡先が分かってないといけないため。裁判を起こす場合ももちろん必要です。探偵や興信所に浮気調査を依頼すると、調査料金はかかりますが浮気相手の素性も一緒に調査してくれるので便利です。

パートナーを問い詰めて浮気相手の情報を聞き出すという方法もありますが、相手が口を割らないときには、別の方法を考えなければなりません。

弁護士に相談する

SNSを調査した結果、浮気相手の特定に至らない場合でも、弁護士に相談すると次のような制度を利用して、浮気相手を特定できるかもしれません。その他のメリットも紹介するので、弁護士に相談するべきか検討しましょう。

離婚時に依頼したい弁護士の選び方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚時に依頼したい弁護士の選び方|相談前・相談時のポイントと費用に関する注意点を解説」

弁護士会照会制度を利用できる

弁護士会照会制度とは、所属する弁護士が弁護士会を通じて一般企業や官公庁に対し、必要な証拠や資料等の情報の開示を請求できる制度。弁護士法第23条に基づいた照会制度で、弁護士しか利用できません。

例えば浮気相手の携帯電話番号が分かっているときには、携帯電話会社に契約者名や住所、請求書送付先といった個人情報の開示を請求できます。また浮気相手が乗っている車のナンバーが分かっている場合は、運輸局に照会し、その車の所有者や使用者の住所を調べられます。

職務上請求を利用できる

弁護士には職務上請求という権限があり、受任した業務を行うために必要な範囲で、第三者の戸籍謄本や住民票を請求できるという制度です。弁護士の他に司法書士や行政書士などもこの権限を利用できますが、あくまでも依頼された業務を遂行するためという制限があります。

弁護士に相談するその他のメリット

浮気相手を特定する以外でも、弁護士に相談すると次のようなメリットを得られます。

  • 浮気相手やパートナーへの慰謝料請求の可否が分かる
  • 慰謝料請求に関する実務を任せられる
  • 相手との交渉を任せられる
  • 調停や裁判になった場合の法的手続きを任せられる
  • 慰謝料金額の相場や適正額が分かる
  • 浮気の証拠の集め方をアドバイスしてもらえる
  • 離婚の意思を固めたときの進め方や手続き
  • 親権や財産分与等、離婚条件に関するアドバイスを受けられる
  • 子どもへの養育費や面会交流の取り決め方が分かる

弁護士は浮気相手やパートナーに対する交渉、調停や裁判の代理人としても対応可能です。とくに離婚を決意したときには、離婚条件に関するアドバイスや離婚の進め方についても教えてもらえるはずです。まずは一人で悩まず、法律の専門家に相談してみましょう。

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パートナーと話し合う

浮気の証拠を確保し、浮気相手を特定できたら、パートナーと話し合いをしてください。波風を立てたくないからといって、黙って経緯を見守るのはおすすめできません。浮気を止めて欲しい場合でも、離婚を希望する場合でも、パートナーと向き合うことから始めるしかありません。

パートナーと話し合うまでに、今後自分はどうしたいのかをよく考えたうえで、ある程度の方向性を決めるようにしましょう。相手の出方を見て考えるという場合でも同様です。話し合うときには感情的にならず、証拠をもとにして冷静に話し合ってください。

相手に離婚を拒否されたときの対処法は、こちらの記事を参考にしてください。

「相手に離婚を拒否されたら?拒否する理由とその後の対処方法、やってはいけないNG行為とは?」

慰謝料を請求する

社会的制裁をしたいという場合には、慰謝料を請求することが可能です。浮気相手だけでなくパートナーに対しても請求できますが、離婚しない場合には慰謝料金額が抑えられ、家庭内で行ったり来たりするだけなのであまり意味がありません。

離婚する場合の慰謝料相場は、100万円~300万円です。結婚期間の長さや浮気の悪質度、相手の収入や浮気していた期間によって金額が変動します。請求しても相手が応じないときには、弁護士に依頼して交渉を代理で行ってもらってください。

離婚慰謝料の相場をより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしましょう。

「離婚慰謝料の相場が知りたい!離婚理由や婚姻期間による相場・金額をアップさせるポイントを解説」

誓約書を交わす

浮気の再発を防ぐためには、浮気相手やパートナーと誓約書を交わすのがおすすめ。誓約書には次のような内容を盛り込むといいでしょう。

  • 浮気の事実の認定
  • 今後相手と関係を持たない(一切の連絡・接触も禁止)
  • 再発防止のための約束事(相手の連絡先を消去する・SNSを制限するなど)
  • 再び浮気したときのペナルティ(違約金の支払い・即時の離婚など)

とくに離婚しない場合には、浮気の再発防止策をしっかりと立てることがポイント。これは関係を修復する上でも大切です。

まとめ

SNSで浮気相手を特定する方法は、SNSの種類によって異なります。多くの場合、SNSの調査だけでは浮気の確実な証拠をつかむことは困難です。相手に慰謝料請求をしたい場合や、パートナーと離婚したい場合には、その他の方法で確実な浮気の証拠を確保してください。

相手のスマホを勝手に操作すると、プライバシー侵害や不正アクセス禁止法違反になる可能性があります。これらの方法で取得したものは、裁判で有効な証拠として使えません。逆にあなたが法律違反を犯したという証拠とみなされる場合があるので注意しましょう。

浮気相手に慰謝料請求したい方やパートナーと離婚を考えているときには、弁護士に相談するのがおすすめ。相手を特定したい場合も、弁護士が持つ権限や制度が役に立ちます。とくに有利に離婚を進めたい方は、なるべく早い段階で、離婚問題に詳しい弁護士に依頼しましょう。

離婚・不倫の慰謝料の相談は専門家にお任せください!

  • 離婚したいけど相手が応じてくれない。
  • 離婚後の生活に不安を抱えている。
  • 親権の獲得や養育費をきっちり払ってもらいたい。
男女問題でお困りの方は専門家に相談してご自身の人生を取り戻しましょう。

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